ちょっと疲れ気味の週末

ちょっと疲れ気味の週末


この仕事を片付けてしまえば一応の連休に入る。

ぞ。と、

元気をふりしぼって仕事をしていた週末の夜、21:00頃。



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最近よく使っている眼鏡は穴の開けたレンズを小さなネジでフレームと一体になった構造で、
それがどうしても視界に入ってくる。
気になりだすと暫く注意が削がれてしまうのが難点。
その夜も気になって、無意識のうちに視界の中の、ぼんやりした場所に目をやってみた。
止めネジの事だと分って、また手元に視線を戻して作業を続けたその時
フロアに両足が見えた。

 今頃誰だよ~

鬱陶しくも内心そう思って徐々に視線を上に上げてゆくと
白いスニーカーにベージュのチノパン、
生成りシェトランド風のセーター・・・いや、無地だったか?
そんな白っぽい姿で、一見男性風な人が立っていた。
いや、今となっては性別もあやしい。
丁度入り口のそばで、入ってくるまで気がつかないとはいえ、
いつの間に?と思いつつ、誰かを確かめようとしたら、深々とお辞儀をし、
そのせいで顔は確認出来なかった。
いきなりの動作に呆気にとられ、辺りを見回して目を逸らすと、
姿は、いつの間にか消えた。
すぐそのあとに全身に鳥肌が立つ。






    それは、誰かがお亡くなりになったのでは?

 見覚えのない人だけど・・・?

    でも、その方はきっと貴方にお礼を述べにきたのだわ、きっと。

 でも・・・誰?

    ・・・さぁ