あと少し

ついついr #その他人文科学
　１年の終わりに近づくといろいろと面倒な事も増えてくる
その殆どは年に１回だけの作業だったりするものだから
要領も得ないで手間取ったりする



町内の自治会の役員改選もその１つだ

任期１年を務め上げるのだが過ぎ去ればあっ！と言う間に終わっていたりする
それでも誰もしたがらない
３役のうち当班から選出する役員だけが未だ決まらずで
次回は２回目の選出作業となるのだそうだ


　　　　　なるのだそうだ　･･･って


親父が亡くなってから
かれこれ５，６回は努めたであろう自治会の３役員
若いうちから出来る時にはやっておこうと思っていたし
面倒だが一種の奉仕作業だと思えばいいか
という思いもあった

しかし最近は面倒だったり億劫だったりで
いろいろ言い訳をしつつ引き受けたがらない人が多いようだ
それも仕方ない事で
最後に勤めた頃に比べ最近は主に親睦を深める類の行事が多すぎて
役員の負担が増えたようにも思える

戸数も増えて誰だかわからない人も増え
それも一因して最近の自治会行事はもちろん
総会などにも全く出なくなった
理由は特にないが
敢えて言うなら面倒くさくなったからかも


　　　次回の選考日に必ず出席してください
　　あなたの名前も役員候補に挙がっています


とのメモ書きが案内状と一緒に添えられていた

　　　　それはまぁ

最近何かと重宝なワープロ文字でなく
非の打ち所ない綺麗なペン字で書いてあった
今回の役員さんは習字の先生もしているのだったな
と思い出した

しかし

隙を見せないその達筆な文字たちを眺めていたら

出席どころか役員就任を強要するような少々威圧的な雰囲気を感じてしまった





　　美しい文字は時に冷たく感じるものだ