甦る記憶に戸惑う事ないですか?


  今日は今の今まで検索してた映画作品がある
 結果
 今までずっと思い違いしてたから手間取ったのだ
 しかし何十年も前の事だが徐々に鮮明さを取り戻してきたようで

 それで今
 少しだけ困惑している




先日達郎のサンソンで深町純氏がお亡くなりになったと知った
本当にぽそりとしか仰らなかったので
聞き返して編集している段でようやく理解できたのだった

彼を一番最初に知ったのは彼が音楽担当していた映画を見ての事だった
2本立ての上映でそれは何の予備知識も持たず見た映画だったので
見たい映画のおまけ
程度の
暇つぶしの2時間だと思っていたはずだ

シンセで演奏していたその音楽が新鮮だったのか
映画とよく溶け込んでいたのか
その映画そのものが印象強く残ったのか

それはともかく、いつまでも心のどこかにに引っかかり
ついに彼のレコードを買ったのだが(多分映画封切り後にリリースした新譜)
その中には目当ての曲はなかった

購入したLPはよく聴きそのうち薄れて行く事になった
その後彼の訃報を知る今まで気にも留めなかったのだが
いざ彼が他界したと耳にしたらその作品が収められた映画を無性に観たくなったのだ

確か社会に出てから長い研修に参加し
その合間の休みの日にふらりと観た映画の
同時上映作品だったと記憶していた


    主演は桃井かおりだった

が、僕が観た当時の
彼女の出演する作品を深町純が担当した映画は見当たらない


    
    主演は桃井かおりだった(のか?



レンタルビデオのサイトや映画評のサイトなど巡っているうちに
観たかったのは桃井かおりの出演する作品で
深町純氏が音楽担当したのは違う作品では?
という思いがして来た


その桃井かおり出演の作品レヴューをいくつか読んでいくうちに
当時の時間を共有したかのようなレヴューに行き着く


  『・・・「    」との2本立てて上映されていた。
  どちらかというと「    」の作品の方が印象に残った・・・』



ああ、そうなんだ?
そんなタイトルだったのか?
とそのタイトルを検索すると・・・



        深町純にHitしたのだった!


当時からマイナー感が否めない映画作品だったと思うのだが
そのレヴューをいくつか読むうちに観たかったはずの作品より
いつまでも印象に残っていた事を思い出した

卒業した大学のある地を舞台に
新人の女優はまだその地の学生であった事や
作品を作った外国人監督はその地在住であった事など
どれもが学生に戻りたい願望を呼び覚ますような
そんな作品だったのだろうと思う

そうなってくると
研修で帰ってきてから今度は地元で
誰かと一緒に観たような記憶までが甦ってしまうのだから
これはたいそう始末に終えなくなってきた



    桃井かおりを好きだった? 意識していた? 少し似ていた?


そんな人の面影までが・・・

      やれやれ・・・である